3月19日(土)優秀な裁判官などは最高裁判例の定式ばかり覚え、現実の事実と実態の批判的分析から出発しない。

午後12時30分から愛知争議団連絡会の役員会、その後、同例会に出席させていただきました。そこではアンセイの判決批判として、職種限定とか職場の地域限定について、ハローワークの求人票に掲載されて面接時に経営側からほぼ約束として話されていてもいても、就業規則と労働契約において限定との記載がなければ、結局使用者の裁量の枠内でのこととして処理されるという、現実にはあり得ないことが書かれていました。そのことからも、優秀な裁判官などは司法試験合格のために、最高裁判例の定式ばかり覚え、現実の事実と実態の批判的分析から出発しないために、労働者の会社から裏切られた気持ちも苦しみもわかろうとしない、本来の方のもとでの秩序とは異なる判決を書くのであろう、ということに落ち着きました。

なるほど働く人々にとって納得のいかない労働裁判での判決が下級裁判所でよく出る理由は、形式ばかりの司法試験制度と若い裁判官などが成績主義的に優秀だからなのかも知れませんが、それにしても司法判断のレベルの低下はひどいもので、物事をきちんと理解し分析し善悪を判断したり、憲法原理の下で公正なとらえ方ができなくなっている現状に唖然とするばかりです。具体的現実の具体的分析、ということに、改めて大きな光を当てなければならないです。これでは中国の古い官僚制と何ら変わりません。

『成功者K』は180頁まで読みました。

ロシアのウクライナ侵略戦争は無差別爆撃と大量殺戮に向かっており、報道によるとロシア軍の侵攻で犠牲になる子どもが増え続けていて19日時点で、少なくとも112人の子どもが死亡し、140人以上がケガをしている、とのことです。

ウクライナ侵略戦争をただちにやめろ!

ウクライナに平和を!

本日はこんなところで。