3月24日(木)『成功者K』読了、『夢も見ずに眠った』に入り、ウクライナ侵略戦争はただちにやめよ!

人間の意識の働き、現実の中で好きなように夢を見ることの主観的内面世界の奔放さは偉大だと思います。それは創造的であり、イデオロギーなる可能性さえ持っています。しかし、それが単に幻想であったり、くだらない個人的な欲望に根ざした妄想であったりすることもあります。それでも、そこには当事者なりの価値観や、現実の自分自身に対しての反省意識もあらわれます。そしてある社会の一時代の小社会の有様すらも反映するでしょう。成功者Mとは、『コンビニ人間』の作者かな、などと想像させます。

「五反田君によくも」と言って街中でポスターで叩いてくる太った女子とか、それなりに読んでいて楽しかった部分もあります。志賀直哉のように書くことは、もうこの時代では無理だろうな、とつくづく思いました。不遇の売れない作家時代の頃の作品も読んでみようかな、と思ったということは、 羽田圭介さんの小説家であろうとする意志に動かされてのことかも知れません。自分のような素人が読んでも、日常のメモの積み重ねのようで上長でつまらない部分も多くありますが、正直に書かれていたり、最後がなんだ結局つくりごかという自己暴露なのでしらけもしながら、読み終えた『成功者K』です。

つぎ絲山秋子さんの『夢も見ずに眠った』にいきます。

プーチンウクライナ戦争をやめよ!

本日はこんなところで。