4月13日(水)

『二度のお別れ』は146頁まで読みました。

作中で出てきましたが、営利誘拐というのは、釣り師と魚のようなものだそうです。こういう大阪弁での面白いやりとりっていうのは、まったく漫才ですね。ボケとツッコミがとてもよくて娯楽小説の名に恥じませんね。実際のところは、金銭の取引が犯人の思うとおりにできないので、人質の耳が切られたりし、軽トラを運転して身代金を運ぶ奥さんがかわいそうだったり、小説の中だからまだしも、現実であれば犯人の行為はとても凶悪です。人質は負傷して苦しんでいるのです。

そういう凶悪なことを見も知らぬ他人に対して平然とおこなっているのが、ロシア軍のウクライナ国民に対する侵略戦争であり、小説では、警察や人質の奥さんが言うとおりにしない事への逆恨み、報復などというへ理屈も一応考えられるのですが、戦争の残虐行為にはそんな理由すらないでしょう。あるのは一個の人間としての理由のない、常識や理屈がない、狂気のような殺人、大量の殺戮、滅ぼされた理性の死の姿です。

マリウポリはロシア軍の猛烈な空爆とかロケット砲での攻撃で、陥落寸前だと報じられています。1万人の住民が殺されている、といいます。まだ未確認のようですが、ドローンから化学兵器を投下し、住民が呼吸困難の症状をきたしていることや、人体を高熱で焼く白リン弾が使用されている、とも報じられています。恐ろしいことです。もうやめてもらいたいです。

ロシアはウクライナ侵略戦争を直ちにやめよ!

ウクライナに平和を!

本日はこんなところで。