6月18日(土)プーチン氏も国も最高裁判所も恥を知るべきです。
『絵が殺した』は207頁まで読みました。
原発被災者による国の加害行為を退けた最高裁第2小法廷の判決は最低の内容でしたが、司法に携わる者がこの程度の人権感覚しか持ち合わせていないことを明るみに出して露呈しており、まことにみじめで情けないことです。低脳揃いという声が人々から上がっても、当然でしょうし、本当にまともに仕事をしているのかどうか、とても疑問です。
最近、『阿毘達磨集論』のチベットにおける理論系譜について、中観派の分類に関わるツォンカパに至るまでのチベット学僧たちについての記述を読んでいて、勝義諦と世俗諦をどのようにとらえているかがきわめて重要であると考えています。これは真理論ですが、形式的論理より相当に深い思考・思索・論考があり、最高裁の裁判官なども、これほど真理を理解していないということは、つまるところ現実の真理のあり方を実はまったく知ってはいない、ということだとつくづく思います。何が正しくて何が間違っているのか、真理と誤謬との闘争はもちろん裁判の中だけにあるものでもないにしても、裁判というものが少なくとも誤っている人間や組織、国などの権力に与するということは本来あり得ないことでないと、もう裁判所の権威などまったく信用がおけないものに変質している、というほかはありません。とても質が低く、価値がなく、頼りにも何もなったもんじゃありません。
恥を知るべきでしょうね。
本日はこんなところで。
ウクライナに平和を!