3月4日(土)

今日は、8日の水曜日に未来研究会がありますから、その第Ⅳ部のレポート作りのために第9章をせっせと読みました。著者は、同じようなことをしていらっしゃるなと思いつつも、派遣労働法とそうした雇用の構造的劣化とのたたかいについて、少し異なる考えもありました。とりわけ、曖昧な三角雇用による実効的労務支配をおこなって働く人々を生産手段につないで搾取と抑圧を思うままにおこなっているいる派遣先資本との闘争という捉え方ではどうなのか、と考えています。これはリーマンショックの時の労働運動の戦略と、コロナかにおいてのそれとの対比という部分について考えたことです。

また、コロナに息子がかかって濃厚接触者となってしまい、陽性ではなかったけれど1週間会社から出てこないよう指示を受けた労働者が、休業手当を会社からもらえないのでどうしようか、と相談があった件、労基法16条でしょう、といって総務に聞いてみてくださいとアドバイスしましたが、総務からは出せません、と言われたとのことでした。これも助成金支給の対象でしたから、結局、直接労働者から申請して国から出してもらうこととなりました。

コロナ禍のもとでの労働組合運動については、愛労連民間部会の中立組合アンケートのとりくみも参考になるでしょう。

あしたもあさってもほかの読書はせずに、『賃労働の系譜学』のレポート作りに精進しなければと思います。

本日はこんなところで。