5月9日(日)ウイルスに汚染されたPCを修復するのに多くの労力を奪われ、仕事も読書もあまりすすみませんでした
PCをアンチ・マルウェアのソフトで一度クリーンにしてから、HDDをそれぞれ個別にフォーマットをかけ、救出できる内容がほとんどない状況のもとで、こういうウイルスによっておこなわれた器物損壊はどうしてくれようかと思いました。しかし、メールのアカウントも破壊されていたため、脅迫や金よこせなどといった請求はいっさいなかったので、不幸中の幸いと諦めるほかないのかもしれません。なんといっても相手を特定できず、自分の不注意さ&愚かさがおかしいのです。
ランサムウェアであったけれどもシステムドライブのルートに2つのWindowaフォルダが存在していたり、汚染されたファイルのファイルネームの後に「IDなんとかフォックスメール@なんとかHelp」という文字列が付加されているだけでなく、その文字列を削除するだけでは、どんなファイルも元通りに読むこと使うこともできなくなっているのです。文字通り、使い物になりません。金をゆすりとる目的のためといっても、困ったことをする人が世の中にはいるものです。
『虐げられた人々』は362ページ、みんなが幸せになるということはできないので、誰かが幸せになるとき、誰かが不幸になる、という摂理がよくわかります。さすが、この切なさは、ドストエフスキーですね。『桃源』は140ページ、二人の刑事は沖縄にやってきて、ソーキそばを食べたり、なんとか豚のしゃぶしゃぶを食べたりして古酒を飲んで、愛すべき上坂さんは通風の発作がでております。少し前に読んだ同じ上坂さんが出てきたものでは、張り込んだ後に一斉捜査を行うときになっていました。困った人ですが、憎めませんね。『日本酒の科学』は読み終え、貴醸酒というのを知り、いっちょう黒龍の貴醸酒でもいただいてみましょうか、と発注しました。そのあと、荻原浩氏の『ちょいな人々』をちょいと読み始め、ただいま32ページですが、どんどんあたまが軽くなっていくような気がしています。
仕事も進みませんから、本日はこんなところで。ご機嫌よろしう。