『暗闇のセレナーデ』は36頁まで読みました。
5月30日に未来研究会があり、その準備で娯楽小説は後回しとして勉強中のため、本日もこんなところで。
目が悪くなって効率が落ち、ひとつのことしかできなくなっています。
ちょっと悲しい。
ウクライナに平和を!
『八号古墳に消えて』は、本日午前10時頃、読了しました。
浅川教授の娘を妻にして、助教授となった今村が3人を殺したのであったが、この小説をこれから読む人にはこんなことは秘密にしておかなければならない内容です。わははっ。最後の部分では、今村がどうやって3人を殺したかを車で警察に護送している間に自供させるわけですが、よぉそんなことができるな、という思いを持ちながら読みました。黒川紙は犯罪者の冷酷さを非情によくご存じで、リアルにかつ丁寧に書かれているな、と心底思います。恐いことをきちっと書いているので、それが黒マメコンビのやりとりの面白さと絶妙にマッチし、うまいこと渾然一体となっているのでしょう。そして、黒さんの純情、マメちゃんの推理力、楽しくなるようなキャラクターとその会話のうまさが、娯楽小説の醍醐味を作っていると思います。なので、つづけて、黒川博行氏の『暗闇のセレナーデ』を読むことにしました。
それにしても、日本全国で同じ傾向なのでしょうが、コロナウイルスの新規感染者数はどうしてこうも根本的に減らずに高止まり状態になっているのでしょうか。
小さな悪を注意深く拒むことができていないからかな。
プーチン氏は侵略戦争をやめないと、ロシア自体がどんどん悪に染まっていくことになるのにねぇ。
ウクライナに平和を!
『八号古墳に消えて』は227頁まで読みました。
余沢考古学研究所副所長が殺されて山林に遺棄され、今村助教授のクラブでの飲み代をすべて出している宅地開発を主としておこなっている不動産会社が出てきて、生臭い背景があらわれてきました。
そこの部長が今村に顧問料を支払い、クラブの飲み代を全部出すことを、必要悪といっています。よくないことと知りながら事故や会社の利益のためやむなくやっていた、といいたいのでしょう。そういうのは確信犯と言われるわけです。悪とわかっている、けれども仕方なくしている、と言い訳するのです。見苦しいことですね。良くないことをしていらっしゃるし、それを悪と自覚している。そうすると、悪をおこなうことに麻痺してしまい、もっと悪いこと、たとえば殺人を誘発する、ということになりますね。
小さな悪を注意深く拒むことが大切です。
プーチン氏はよほどの悪行を重ねてきたわけでしょうね。
ウクライナに平和を!
本日はこんなところで。
『八号古墳に消えて』は201頁まで読みました。
一番怪しかった人が死んでしまったことで、死体遺棄をしたAをあぶり出すことになりました。
ところで今日、注文していた絲山秋子さんの『まっとうな人生』が届いていました。刊行されたばかりのこの本をいつ読むか、楽しみはとっておくにかぎるかな、と思っております。
高校生の時にも、試験勉強をしなければならないときに、ドストエフスキーの長編小説を読んで、それから、おもむろにバリバリと勉強した、という思い出があります。
明日から、ちょっとウクライナ戦争についてのレポート作成などちょっとお仕事に精を出さなければという状況です。
ウクライナに平和を!
本日はこんなところで。
『八号古墳に消えて』は176頁まで読みました。
昨日は朝から春の自治体キャラバンで瀬戸・尾張旭・春日井を回って、夕方は光の広場でおこなわれた集会とデモに出て、憲法変えるな!戦争するな!と矢場町から栄をぐるっと回ってまた矢場町へ戻り、流れ解散しました。
それにしてもコロナ感染者はこのところ新規感染者数はほとんど横ばいとなっているという印象であり、減っているような実感が報道される数字からは全く沸いてきません。
蔓延していないから、ということなのか、麻痺しちゃってるのか、こんな数字から感覚が鈍っていくことが、防疫の観点からいいことといえるのかとても心配になってしまいます。
ウクライナ戦争についても、戦況についての報道をみるにつけ、だんだん慣れてきてしまうことが危険なのではないかとも思います。
この局面で、ウクライナに武器を送るな、それは戦争を長引かせる、という一つの主張について、戦争当時国双方に武器を捨てさせることでない限り、侵略している側のロシアを利することになる、と考えてしまいます。本来、暴力がなく武器もない社会、戦争のない社会を目指していくべきだという「理想論」へ向かって地球人(全世界人民)が進むのが望ましいとしても、またアメリカが武器を送ることはアメリカの死の商人を喜ばせるだけだとしても、結果的に侵略者ロシアを喜ばせることはよくないのではないか、と思います。フィンランドなどのNATO加盟についても、プーチン氏やロシアのウクライナ侵略戦争の目的からいうと、ざまぁみろと思う人も多いかもしれませんが、世界から軍事同盟というものをなくしていくべきだという考えからすると、全く矛盾しているので認められないことです。そういう点では、もし日本がロシアから侵略戦争を仕掛けられ実際に攻め込まれてきたら、日米安保条約にもとづいてアメリカからの軍事支援を求める、ということがありうることなのでしょうか。
考えられません。
それほど信じがたいこと考えにくいことを、ロシアのウクライナ侵略戦争は投げかけているといえます。しかしとにかく侵略は悪であることは間違いないのです。
ウクライナに平和を!
本日はこんなところで。
『八号古墳に消えて』は127頁まで読みました。
6章の終わり頃の会話は、比類がないほどの面白さ。読んでいて、にやっとするか、ぷっと吹き出し、楽しい気分になります。読んでいて、こうした気が晴れるような気分があるのが娯楽小説のまさに醍醐味と言える部分です。
たとえば、昔、多分社会人になったばかりの頃でしたが、星新一氏のショートショートを、麻起きたら必ず一つ読んで、その日一日がずいぶん爽快な気分で過ごすことができたということもありました。
またドストエフスキーの小説は、読むこと自体に快感がある、と感じたこともありました。
読書が人生を豊かにするという実感は、子供の頃から日本の昔話とか、ドリトル先生シリーズの本を読み、本を読むこと自体の中に楽しみがあり、それは他者の精神的創造物が自分の内面世界に影響を与える、というか、共感したり、心情が同化したり、さまざまな心的現象が生起し、そういうものを分析的に考えたことはあまりないのですが、面白いなぁと感じてきたことが長い読書経験であったことでした。重層的な心の経験を重ねることで昇華するものがある、という直感です。
それはそうと、コロナ禍のパンデミックのもとで戦争が長期化すれば、もっと大きな犠牲と不幸がこの世に生ずることになるのに、いい加減にして欲しいですね。
ウクライナに平和を!
本日はこんなところで。