3月3日(木)名張毒葡萄酒事件の再審に名古屋高裁は棄却の不当決定を出しました。日本の司法は狂っています。

今日、今村夏子さんの短編集『あひる』に掲載されていた3つめの作品「森の兄妹」を読み終えました。

土曜日の大木ゼミに参加するために、少しだけ物神性論について勉強しました。明日はもっと世予習復習に専念したいと思っています。

午前10時30分に名古屋高裁で、名張毒葡萄酒事件の再審請求に対する、棄却、との不当命令が出されました。無実を訴え続けた奥西勝さんはもう亡くなっており、葡萄酒の瓶の封緘紙が2度貼りされていたことや、検察が長期間隠してきた証拠の陳述書など、奥西さんの無罪を裏付ける新証拠はどのように適切に扱われたのか、名古屋高裁には本当に失望させられました。今でも、奥西さんが犯人だ、と裁判所や検察は本当にそう思っているのでしょうか、実に疑わしい。えん罪を晴らしていくことはますます大変なことだと思いますし、真実を明らかにしていく力が日本の司法にはなくなっている、としか思えません。狂っています。

ウクライナ侵略戦争をしているプーチンのロシアも狂っているとしか考えられませんし、スターリン主義的な大国主義は、すなわち悪い部分はそのまま引き継がれていることが歴史の教訓を無にするものとなっています。ハンガリー動乱とかチェコスロバキアへの侵略は、今回のウクライナ侵略とまったく地続きというほかはないのではないでしょうか。

世の中がますます狂い、悪くなっていくということにはびっくり仰天してしまいます。

そうしたことをみんな一気に正していくために、地球環境危機やパンデミックという警鐘が乱打されているようにも感じます。たたかいつづけましょう。

本日は、こんなところで。